
香川県高松市の歯の神経治療
歯を残す治療を専門とした吉本歯科医院の院長 吉本彰夫です。
歯の神経を抜かなくてはいけないかもしれない
痛みがひどいようであれば歯の神経を取ります
このような診断をお受けになられ吉本歯科医院にお越し下さる方がいます。
吉本歯科医院にお越し下さった段階では前の歯医者さんその前の歯医者さんで
歯が痛い場所を何度も削られた状態でお越し下さっている方が本当に多いのです。
治療途中で吉本歯科医院に転院されてこられる方も多くいらっしゃいます。
理由は「今、治療中だが、歯の神経に非常に近くなってしまったのでもし痛くなるようであれば歯の神経を取ります」と言われた
であったり「治療途中だが、痛みがどんどんひどくなるのでこのままだと歯の神経が死んでしまうような気がして不安になった」
ということでお越し下さるのです。
しかしそういった場合には吉本歯科医院で行っております「薬で治す治療法」がもうすでに使えないケースも多くあります。
理由をお話します。
それは、治療部位を乾かすことができないことがほとんどだからです。
歯の神経に近い部位をもう既に他の歯医者さんで大きく削る虫歯治療を行わている場合には、適応できないことがあります。
歯の神経を取ることは血管も一緒に取り除いてしまうということです。
神経には栄養を送る血管があります。
つまり歯の神経の中には血液が充満しているのです。
ちょっと想像してみてくださいね。
パンパンに水が入った風船
お祭りなどでありますね。
その風船に穴があきました。
風船は当然割れます。
水はどうなるでしょう?
バッシャーと飛び出てきますよね。
歯の神経血管の場所を歯髄と言います。
歯髄が入っている場所を歯髄腔と言います。
歯髄腔を削って触ってしまった場合には何が起こるのか?
削った瞬間、目には見えないほどの小さい穴があいてしまうのです。
そこにはもう穴があいてしまいますから目に見えない微量の出血をきたすのです。
出血をしているところに薬をおいたとしてもそれは漏れてしまうんですね。
乾かすことができないんです。
ですから一度すでに削ってしまった場合にはこの治療法は使えないのです。
逆に何も削っていない状態
ばい菌だらけの状態の方がよほど歯の神経を残すことができるのです。
薬を使って治療を行う場合には外周一層は削ります。
これはのりしろ部分を作るためです。のりしろ部分は被せ物をきれいに接着させるために歯の表面をきれいにする必要があるからです。
しかし内側は削らないのです。
まったく削らないのです。
歯の内側を削らないから、歯の神経を触ることがないのです。
歯の神経を触らないから、歯の神経は痛くならないのです。
歯の神経に損傷を与えることはないのです。
歯の神経の際を触るから出血もするし
神経が過敏になり神経がしんでしまうのです。
神経周囲の歯の質を削ることをしないから
神経を残すことができるということです。
ですから前の先生にすでに削られてしまってかあの場合にはなかなかこの治療法での成功率は下がってしまうのです。
ですからその状態のまましばらく様子をみましょうと
そしてご自身の持ってる免疫
ばい菌に対する抵抗力
というものに期待する
ということしか手立てがなくなってくるということです。
どうぞ歯を削られる前に私どもにご相談いただきたいのです。
吉本歯科医院の根管治療(歯の神経治療)をお受けになられる方は
歯を削る治療をする前にご相談いただきたいのです。
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