
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
みなさんはジェットコースターに乗られたことはありますか?
私は、ものすごく苦手です。

内臓がキューッっと縮むようになる感じが怖くてなかなか乗れません。
しかし、ジェットコースター大好きという方は多いですよね。
しかしそんなジェットコースターですが近年は、いろいろな遊園地で事故も起こっています。
10数年前には大きなジェットコースターの事故がありました。
猛スピードで走行中のジェットコースターで車輪が折れてしまい多くの方が死傷した事故もありました。
車輪が折れた原因は「金属疲労」だったそうです。
破断部分の写真は公開されていました。
折れた車輪の断面は摩耗に強いニッケルクロム銅が使われていましたが車輪の破断面には金属疲労があったそうです。
コースターの重量や上下左右の激しい移動など、長年にわたって負荷がかかり続けて結果、たまたま事故の日に
バーンと割れてしまい大事故になったわけですね。
私はこの事故のニュースを見て「歯の破折」と全く同じだなと感じました。
歯根破折という症状があります。

噛む力によりバーンと歯の根の部分から歯が割れてしまう症状のことです。
歯の上側が割れる歯冠破折であれば、修復が可能な場合が多いのですが
歯の根の下側まで割れたり折れてしまっている場合には抜歯しか方法はないことがほとんどです。
では、歯の破折は予測ができるのか?と言えば実は難しく
上記のジェットコースターの経年劣化による金属疲労のように「いつ割れるかわからない」というのが
現状なのです。
雨垂れ石をうがつ
という言葉があります。
わずかな力であっても
長い時間力がかかり続けたならば小雨の小さな力であっても
硬い石に穴をあけてしまうという意味合いです。

しかし、虫歯や歯周病と違って、破折により歯を失うという事実はまだまだ日本人には
知られていません。
力によって歯が割れて、抜歯になってしまうという事実は
まだまだ知っている方が少ないのです。
定期検診に通って歯の掃除をしていても歯の破折は起こります。
原因が清掃不良によるばい菌ではなく
噛む力、喰いしばる力、歯軋りの力が原因のため
なかなか予防することが難しいのが現状です。
歯の破壊から歯を守るためにできることは
破壊予防のための硬めのマウスピースを装着して就寝するだとか
咬み合わせが悪い部分はそこだけが強く当たってしまい破壊されないように
調整するだとか、そういった「力のコントロール」に対する対策が必要です。
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破壊防止用のマウスピースですが、人によっては作製して3ケ月で
上のように真っ二つにマウスピースが割れてしまう方もいらっしゃいます。
それだけ噛む力がかかっている証拠です。
男性では100キロちかくの噛む力がかかると言われています。
マウスピースが割れても折れても穴があいても修理することはいくらでもできます。
しかし、あなたの大事な歯が折れたり割れたり穴があいてしまった場合には
マウスピースのように簡単に修理というわけにはいかないのです。
破折が根の奥から割れている場合には、最悪は抜歯ということになってしまいます。
マウスピースはご自身の歯が割れる身代わりとなって割れてくれる存在です。
まだまだ「力による破折」が知られておらず多くの方が
ある日突然「歯が割れて抜歯診断を受けた」ということでご相談にお越しになられます。
そうならないために
歯の破折からご自身の歯を守るために知って頂きたいと思います。
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