日本の保険制度について
では、なぜ一般的な普通の歯医者さんではこんな治療をしないのか?
つまり、国民皆保険制度がありますので、キチンと保険料を払っていれば誰でも保険治療を受けることが出来ます。
世界的に見ても治療費が格安になる保険ですが、実はこの保険には数多くの「問題」があります。
そもそも保険制度というものは、「国民全員が最低限の治療を受けられるようにすること」を目的として作られたものですが、ポイントは「最低限」という言葉です。また、この制度が制定されたのは今から約50年前、戦後まもなく物資が少なく歯の治療にあてられる材料などほとんど無かった時代に作られた「最低限の治療」なのです(――;)
こんなに時代が変わっているのに、いまだにその制度を使い続けているということにそもそもの問題があると思いますが、ご存知のように日本では制度を変えるということは、とてつもなく労力の必要なことです。
残念ですが。。。
ここで気になるのは、「じゃあ保険で良い治療は受けられるの?」ということになりますが答えは「NO」です(><)
まさか、国が認めているのだから、そんな危険なものはないでしょう?
と思われると思います。
しかし、現実にはどうでしょう?
国が決めたもので果たして全てが「安全」かどうかは、昨今のニュースを見ていれば一目瞭然です。
歯科においても、保険治療の弊害は出ており、「保険の詰め物が原因で金属アレルギーになった」「何度も何度も同じところが虫歯になる」「歯周病で歯を失った」などなど数えあげればきりがありません。
歯医者さんでは保険診療を行うと、その治療内容や、処置、使った材料によって保険点数というのがきっちり決められています。
保険診療で治療を行おうとすると、先ほどお話した、「最低限の」という注釈がつく治療しか行うことができません。
その最低限の、という基準ですが私に言わせてみればとても自分自身、または大切な家族、そしてうちのスタッフたちの口に入れられるような材料でもなく、受けたいと思えるような処置内容ではなかったりします。
なので私は家族やスタッフ達の口の中を治療した時に、保険の治療を一切行いません。
お口の中がどうなっていて、どうすればご自分の歯を生涯守ることができるのか、どうぞ知って下さい。
そのためのお手伝いをさせて頂くことが吉本歯科医院の使命と感じています。