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特殊接着封鎖技術を使った薬で治す歯の治療

監修:吉本歯科医院 院長 吉本彰夫(歯学博士)日本補綴歯科学会 専門医・指導医日本接着歯学会 認定医

目次(42項目)
  1. 吉本歯科医院の虫歯治療
  2. 従来の虫歯治療の問題点
  3. 歯を削る治療の宿命
  4. 再発を招く仕組み
  5. 手遅れになる前に
  6. 虫歯が再発する流れ
  7. 吉本歯科医院の接着封鎖技術を使った薬で治す歯の治療
  8. 従来型の歯科治療の落とし穴
  9. 従来の虫歯治療の限界
  10. 歯の神経を取るとどうなる?
  11. 歯の神経を取る治療
  12. 歯の神経を取ってはいけない理由
  13. 吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術による薬で治す虫歯治療
  14. 吉本歯科医院の「歯の神経を残す」虫歯治療
  15. 治療成功のカギを握る ― 吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術とは
  16. 口の中は最も特殊な環境
  17. さらに過酷な「噛む力」という環境
  18. 常に細菌にさらされるお口の中
  19. 過酷な環境で歯を守るために必要なこと
  20. 歯の詰め物、被せ物の材質の重要性
  21. 歯科材料にも“違い”がある
  22. 歯科医師に求められるもの
  23. 歯科の接着材は「生もの」と同じ
  24. 特殊接着封鎖技術のメリット
  25. 開業医では四国で唯一の接着歯科治療専門医による治療
  26. 接着歯科治療専門医とは?
  27. 保険診療との違い
  28. 吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術の2つの接着法
  29. 接着と密着の違い
  30. ザラザラ・ギザギザが虫歯再発を防ぐ
  31. 歯の部位ごとの違い
  32. 自家製リン酸と細やかな調整
  33. 消毒・処理の工夫
  34. 吉本歯科医院の歯の根の治療と特殊接着技法
  35. 歯の根の治療はさらに複雑
  36. リン酸処理の使い方
  37. 酸の性質と注意点
  38. 特殊接着技法の流れ
  39. 治療成功のために必要な条件
  40. 特殊接着封鎖技術の重要性
  41. 吉本歯科医院における治療の流れ
  42. 治療の本質

吉本歯科医院の接着封鎖技術を使った薬で治す歯の治療

吉本歯科医院の虫歯治療

吉本歯科医院のむし歯治療は、従来の「むし歯を大きく削ってフタをする」という外科的な発想から大きく離れています。私たちが行っているのは、むし歯や歯周病の原因となる細菌をごく微量の抗菌薬で減らし、さらに特殊な接着封鎖技術で再び細菌が入り込むのを防ぐという“内科的なアプローチ”です。

目的は歯の神経と歯質をできる限り守り、再治療を繰り返す悪循環を断ち切ること。

一方、従来型の歯科治療では「悪い部分はとにかく大きく削り取る」のが当たり前でした。当然削れば痛みが伴いますし、神経の治療となれば半年近く通い続けても痛みがなかなか収まらない、そんな経験をされた方も少なくありません。

吉本歯科医院では、そうした従来の常識とは異なる発想で、歯を削る量を最小限にとどめ、薬と特殊接着封鎖技術によって歯を守り抜く治療を行っています。

従来の虫歯治療の問題点

従来の虫歯治療の問題点

現在、日本の多くの歯科医院で行われている虫歯治療は「悪い部分を削り取り、被せ物でフタをする」という方法です。

一般的な歯科医院では、虫歯が見つかるとまずは大きく削り取ります。削られるのですから当然痛みを伴い、治療も長引きがちです。そして治療が終わっても、数年以内に再発してしまうケースがほとんどなのです。

虫歯がさらに進行している場合には「神経を取る」治療が行われます。痛みをなくす代わりに歯はもろくなり、再治療を繰り返す悪循環に陥ります。実際、日本で行われている歯科治療の約8割が「過去に受けた治療のやり直し」である、という事実をご存知でしょうか。

歯を削る治療の宿命

従来の治療では虫歯部分を大きく削り取るため、どんなに麻酔が上手でも痛みや恐怖は避けられません。そして削れば削るほど歯は少なくなり、やがては失うリスクが高まります。治療が終わっても「完全に治った」とは言えません。細菌が神経の近くに残っていると、再び痛みが出始め、最終的には神経を抜くしか選択肢がなくなるのです。

再発を招く仕組み

一般的な虫歯治療では、口の中に残っているバイ菌を十分に除去しないまま被せ物でフタをします。

虫歯の部分に薬剤を用いる治療のイメージイラスト


歯や被せ物の表面処理・乾燥も不十分なまま接着材でくっつけるため、内部に細菌が閉じ込められ、繁殖していきます。

その結果、数年も経たないうちに同じ場所で虫歯が再発する「魔の連鎖」が繰り返されるのです。

手遅れになる前に

再発を繰り返すうちに、治療のたびに削る量は増え、気づいた時には「神経を取る」「歯を抜く」しか手立てがなくなってしまう。そんな経験をされた方も少なくないはずです。このように、従来の虫歯治療には「痛い・削る・再発する・最後には歯を失う」という大きな問題が潜んでいるのです。

虫歯が再発する流れ

虫歯が再発する流れ|詰め物の境目から細菌が侵入し内部で再発する

虫歯の再発は、段階を追って悪化していくのが特徴です。
最初は小さな虫歯から始まり、「治療を受けたはずなのにまた再発」という経験を重ねる方が多いのです。

再発の典型的な経過

  1. 小さな虫歯を削り、詰め物で治療する。
  2. 再発し、さらに大きく削って大きな詰め物に置き換える。
  3. 虫歯が神経の近くまで進行し、強い痛みのため神経を取る治療になる。
  4. 再度、根管治療(神経の治療)を繰り返し、削った上で被せ物を装着する。
  5. それでも再発してしまい、最終的には抜歯となる。
  6. 歯を失った部分を補うためにブリッジを入れる。
  7. ブリッジの支えとなる歯が折れたり弱ってしまい、再び抜歯になる。
  8. 歯を失った結果、最後には入れ歯を作成する。

このような経過をたどった経験がある方も多いのではないでしょうか。
「治療を繰り返すほど歯が減り、最後は失う」というのが従来の虫歯治療の大きな落とし穴なのです。

吉本歯科医院の接着封鎖技術を使った薬で治す歯の治療

吉本歯科医院で行っている「できる限り削らずに薬で治す虫歯治療」は、あなたがこれまで経験してきた従来の虫歯治療とは根本から考え方が異なります。

一般的な治療では「黒く変色した部分をすべて削り取る」という外科的な発想が当たり前でした。

歯を削る従来の虫歯治療

しかし吉本歯科医院での治療は、細菌そのものを狙い撃ちして一気に抗菌薬で減らし、歯を大きく削らずに治すという内科的な発想です。

この方法により、開院以来、四国各地から来られる患者さんの「歯の神経を残す」「歯を抜かずに済む」ことに数多く成功してきました。歯は簡単に削ってはいけないのです。

虫歯ができたからといって大きく削ってしまうと、神経に近い部分まで傷つけてしまい、やがて強い痛みが出てきます。その段階になると、もはや「神経を取る」しか選択肢は残されません。

私たちはお伝えしています。歯の神経を残したまま治す方法がある、ということを。

歯の内部構造と神経(歯髄)のイメージ

従来型の歯科治療の落とし穴

あなたは今まで虫歯になった時、どんな治療を受けてこられましたか?おそらく一般的な歯科医院での歯の治療は「虫歯部分を大きく削りとり被せ物でふたをする」という治療だと思います。

一般的な虫歯治療の流れ

多くの歯科医院で行われている方法は、虫歯になった部分を大きく削り取り、その型を取って被せ物を作り、フタをする、この繰り返しです。

フタをする時には、まず歯の周囲の唾液を風で軽くシャーッっと乾かします。

薬剤を噴霧する歯科用の器具

唾液が残っているとセメントがつかないからです。

ですので「とりあえず唾液だけを飛ばす」という程度の処理しかしません。

その後、被せ物の裏に接着材を塗って歯にペタンと貼り付けて終わりです。

ところが、ここで使われる接着材は強力ではなく、封鎖性も不十分。数年後、被せ物が外れてみると、境目から黒く虫歯が進行し、内部が腐蝕していた・・そんな経験をお持ちの方も多いはずです。

覚えておいていただきたいのは、お口の中には想像以上の数の細菌がいるという事実です。

虫歯の原因となる細菌のイメージ

削った後も当然、菌は残っています。風で乾かす程度で菌がなくなることはありません。にもかかわらず、除菌もせず、十分な表面処理も乾燥も行わず、そのまま接着材でフタをする。これが一般的な治療です。

「昔治療した詰め物の下で虫歯が進んでいて、外してみたらさらに大きく削ることになった」

そんな経験がある方は少なくありません。それこそが従来治療の落とし穴です。これではどんなに“良い接着材”を使ったとしても、再発は避けられないのです。

従来の虫歯治療の限界

従来の虫歯治療の限界

これまでの虫歯治療は、虫歯の部分を大きく削り取り、被せ物でフタをする方法が一般的でした。
しかしどうしても細菌を完全に取り除くことは難しく、被せ物の内部で細菌が活動し続けてしまう場合があります。
そのため、数年経つと同じ場所で虫歯が再発することも少なくありません。

また、大きく削る治療を行うために麻酔をしていても、治療後に痛みが残ったり、歯の神経が刺激されてしみたり痛んだりすることもありました。

再発は「よくあること」

一度治療して「これでもう大丈夫」と思っても、数年後に再び同じ場所が虫歯になる。
これは特別なことではなく、実は従来の治療方法ではよくあることなのです。

さらに、大きく削ることで歯の神経に近い部分まで到達してしまい、結果的に神経の治療(抜髄)が必要になるケースもあります。
「神経を抜かざるを得ない」と言われて驚いた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「当たり前」を見直す時代に

これまで「大きく削って詰める治療」が当たり前とされてきました。
どこの歯科医院でも同じように行われているため、多くの方が「それが普通」と思ってきたはずです。

けれども、技術や考え方は日々進化しています。
「昔はこれしか方法がなかった」から「今はもっと違う選択肢がある」へ。
その視点を持つことが、ご自身の歯を長く守る第一歩になります。

歯の神経を取るとどうなる?

歯の断面を見てみると、内部には神経と血管が通っています。
これらは太い神経血管から歯の根の先を通じて歯の中へと伸び、骨や歯、歯ぐきへ栄養を送り続けています。
この栄養供給のおかげで、歯は強度を保ち、健康な状態を維持できるのです。

ところが、現在も多くの歯科医院で一般的に行われている虫歯治療は「虫歯に少しでも感染した部分があれば、健康な部分まで大きく削り取り、除菌してしまう」という方法です。

歯の神経を取る治療

歯の断面イラスト(エナメル質・象牙質・歯髄)

虫歯が進行し、ばい菌が歯の神経にまで達してしまうと、多くの場合「歯の神経を取る」という治療が選択されます。
これは、日本中のほとんどの歯科医院で日常的に行われている治療です。

しかし、知っておいていただきたいのは「神経を取る」ということは、歯の内部にある神経だけでなく、そこに通う大切な血管までも削り取ってしまう行為だということです。

虫歯だからといって健康な歯の部分まで大きく削ってしまったり、細菌が神経に達したからといって神経そのものを抜いてしまうのは、極端に言えば「足が痛いなら、痛みを感じないように足を切り落としてしまおう」という考え方と同じなのです。

歯は体の一部であり、生きた器官です。
神経があるからこそ「噛む感覚」が脳に伝わり、口の中に異変があれば「痛い」「しみる」といった信号を送ることができます。
その重要な役割を持つ神経を、安易に削ったり抜いたりしてよいはずがありません。

ところが現実には、日本中の多くの歯科医院で「悪い部分は削って詰めてふたをする」という治療法が当然のように行われています。
そのため、患者さん自身も「虫歯治療とはこういうもの」「自分がきちんと管理できなかったから仕方ない」と、あきらめてしまうのです。

歯の神経を取ってはいけない理由

歯の神経は、むやみに取ってはいけません。
その一番大きな理由は「痛みを感じ取れなくなる」からです。

「痛みなんてない方が楽でいい」と思われるかもしれません。
しかし実際には、痛みはあなたの体が発する大切な警告サインなのです。

歯は体の一部であり、生きた器官です。
噛んだ時の感覚や「痛い・しみる」といった異変を感じられるのは、歯の中を通る神経があるからです。

ところが神経を取ってしまうと、その信号は脳に届かなくなります。
つまり「痛みを感じさせない」という状態になってしまうのです。

痛みやしみる感覚は決して邪魔なものではなく、異常を知らせてくれる大事な警鐘です。
神経を失った歯は感覚を失い、やがて「死んだ歯」となってしまいます。

神経を取った歯は一気に弱くなる

神経がある歯とない歯の違いを木にたとえた図

「神経を取る」という治療は、歯の中にある神経や血管をすべて取り除くことを意味します。
そのため、当然ながら痛みは感じなくなります。

一見「痛みがなくなって良かった」と思うかもしれません。
しかし、その瞬間からその歯は“死んだ歯”になってしまうのです。

神経や血管が通っている歯は「生きている歯」。
一方、神経と血管を失った歯は「死んだ歯」。
死んだ歯には栄養が届かなくなるため、強度は生きている歯のわずか10分の1まで低下します。

その結果、長年のわずかな噛む力や小さな衝撃であっけなく割れてしまいます。
たわむ力を失った枯れ木が、ちょっとの力でポキッと折れてしまうのと同じです。

つまり「痛いから神経を取る」という治療は、一時的には楽になりますが、将来的には「その後どうなっても自己責任ですよ」という選択と同じなのです。

「歯がしみる」「歯が痛い」これは、あなたの体が「早く助けてほしい」と発している大事な警告信号。
決して無視してはいけないメッセージなのです。

神経を取った歯は折れやすい

神経を取ってしまうと、「歯がしみる」「痛む」といった大切な警告信号が届かなくなります。
そのため、気づかないうちに症状が進行し、手遅れになってしまうことがあるのです。

では、手遅れになるとどうなるのでしょうか?
歯が割れる、歯が折れる・・さまざまなトラブルが起こります。

神経を失った歯は、強度も耐久力も著しく低下します。
健康な歯と比べると、わずか10分の1程度の強度しか残らず、噛む力に耐えられる歯ではなくなってしまうのです。

特に奥歯には強い力がかかります。
女性でも100キロ、男性なら200キロを超える噛む力が加わると言われています。
そんな力に、神経を取って脆くなった歯が耐えられるはずはありません。

実際、虫歯で大きく削り、さらに神経を安易に取ってしまった結果、歯を失う方は少なくありません。
やがて歯を支えている骨までもが溶けてしまうのです。

そしてこの段階で「何とか歯を残したい」と相談いただいても、残念ながらすでに手遅れで、早急に抜歯せざるを得ない、そんな事態にまで至ってしまいます。

神経を取った歯は時間とともに黒ずんで変色していく

歯の神経を取った歯は、この写真のように時間とともに黒く変色していきます。
先ほどもお伝えした通り、神経を失った歯は“死んだ歯”です。

枯れ木を思い浮かべてみてください。
倒れて枯れてしまった木は黒ずみ、簡単に折れてしまいます。
さらに皮がボロボロと剥がれていきますよね。
歯もまったく同じ原理で、神経を失うと枯れ木のように色が黒く変わり、弱くなっていくのです。

一度黒く変色してしまった歯は、ホワイトニング照射で白く戻すことはできません。
見た目を白くするためには、歯をさらに大きく削り取り、その上から人工の白い歯を被せて隠すしか方法がないのです。

しかしその結果、歯の強度はますます落ち、さらに脆くなってしまいます。

吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術による薬で治す虫歯治療

特殊接着封鎖技術による薬で治す虫歯治療

それでは、実際に吉本歯科医院で行っている治療方法についてご説明いたします。

当院の「出来る限り削らず薬で治す虫歯治療」は、ごくわずかな薬剤(抗生物質などの抗菌薬)を歯に塗布し、さらに特殊な封鎖技術で密閉することで、虫歯の原因となる菌を減らす治療法です。

たとえ菌が神経にまで到達しているような重度の虫歯であっても、菌をしっかり減らすことができれば、歯の神経を抜かずに残すことが可能です。

一般的な歯科医院では、菌が神経にまで達してしまった場合、ほとんどのケースで「神経を取る(抜髄)」という選択肢しかありません。
しかし、吉本歯科医院では菌を減らすことで痛みの原因そのものを取り除きます。菌がいなくなれば、痛みはうそのように消え、症状は落ち着いていくのです。

さらに当院の治療では、虫歯になったからといって象牙質を大きく削り取ることはしません。
いわゆる「軟化象牙質」を削らないため、菌を減らした後は歯が自ら修復をはじめます。神経を残せるため、歯の強度が大きく失われることもありません。

吉本歯科医院の「歯の神経を残す」虫歯治療

一般的な歯科医院では、虫歯が進行して神経に達した場合、ほぼ確実に「神経を取る治療(抜髄)」が行われます。
しかし、吉本歯科医院では 特殊接着封鎖技術 と 病巣無菌化(菌を減らす)処置 を組み合わせることで、「神経を残す治療」が可能です。

神経を残すことは、そのまま歯の寿命を延ばすことにつながります。

治療の流れ

治療前:治療前の状態です。歯の表面がばい菌で溶け柔らかくなっています。

無菌化後:特殊な表面処理で菌を減らし、神経や血管を守ります。黒く変色した象牙質や血管が透けて見える部分も残します。

歯の表面処理技術により無菌化した直後です。黒い象牙質が変色した部分はしっかり残っており赤く血管が透けて見えている部分もあります。

封鎖:白い被せ物で強力に密閉し、菌の侵入を防ぎます。

白い被せ物で封鎖しています。歯を可能な限り削らず細菌だけを減らしていますので歯の内部の黒い部分は残しています。

従来のように「虫歯部分を大きく削り取る」のではなく、細菌だけを減らすため、歯質を最大限温存できます。

特殊接着封鎖技術とは

これは歯と被せ物の境目を強力に封鎖し、菌の侵入を防ぐ高度な技術です。

これは歯に金属の被せ物をかぶせインクに浸した歯を取り出し断面を観察した状態です。

①吉本歯科医院の治療例:ほとんど菌が入り込めない。吉本歯科医院の接着専門医の仕事です。赤インクがばい菌と仮定しますがばい菌はほとんど入り込んでいません。

②一般的な治療:被せ物と歯の隙間から菌が入り込み、神経に簡単に到達してしまう。歯と被せ物の隙間からばい菌が入り放題です。歯の神経までばい菌が簡単に到達してしまっています。

歯を削る量は従来の 10分の1程度 に抑えられ、神経や周囲の健康な歯質を守ることができます。

全国から問い合わせが集まる理由

吉本歯科医院の院長・吉本彰夫は、日本歯科専門医機構認定の日本接着歯学会認定医 であり、四国の開業医で唯一の接着歯科治療専門医です。
この高難度の技術を用いた治療は日常診療で行える歯科医院は非常に少なく、全国から「同じ治療を受けられる医院を紹介してほしい」というお問い合わせを多数いただいています。

開業以来25年以上にわたり、多くの症例で無菌化と完全封鎖に成功しており、その結果「他の医院では抜歯しかない」と言われた症例でも歯を残せた実績があります。

出来る限り虫歯を削らず薬で治し歯の神経を残す特殊歯科治療なら香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院

吉本歯科医院の接着歯科治療専門医が行う特殊接着封鎖技術は、

✅歯の削除量を最小限に抑え

✅歯の神経を残し

✅将来の歯の寿命を延ばす

ことを目的とした治療です。

従来の「削って詰めるだけ」の治療ではなく、歯を守り抜くための高度で緻密な技術――それが、吉本歯科医院の 「可能な限り削らず、薬で治す虫歯治療」です。

徹底した乾燥の重要性

なるべく神経を抜かない虫歯治療|薬で細菌を減らす内科的治療|香川・高松市の咬み合わせ専門 吉本歯科医院

吉本歯科医院で治療を受けられた患者さんからは、
「ここまで口の中がカラッカラに乾いたのは初めてです」
という感想をよくいただきます。

見た目だけが乾いたように見える程度では、本当の意味で乾燥できているとは言えません。
当院の乾燥は、喉に空気が入って苦しくなったり、余計な場所に風が当たって唾液が舞うようなことはありません。必ず一方向から、丁寧に行います。

なぜ一方向なのか?

初心者にありがちなミスは、あちこちから風を当ててしまうことです。
そうすると、他の部分の唾液が風に反射して治療部位にかかり、再感染の原因となってしまいます。

お風呂場の鏡についた水滴を思い浮かべてください。


口で息を吹きかければ一部の水滴は飛びますが、色んな方向から風を当てると、せっかくきれいになった部分にまた水滴が飛び散ってしまいますよね。

一方で、鏡の端から順番に、一方向にだけ風を当てていけば、水滴はきれいに取れていきます。


大切なのは「慌てず」「急がず」、じっくりと順に乾かしていくことです。

強い風を一瞬だけ当てても乾燥したように見えるだけで、実際には十分に乾いていません。
これは私が歯科医師の先生方へお話しする際にも必ず伝えていることです。

根管の乾燥には特別な器具が必要

ここまで徹底的に乾燥させても、歯の根の中の「根管口」は通常の方法では乾燥できません。
そのため、特殊な滅菌器具 が必要になります。

接着歯学会認定医について

当院で行っている特殊接着封鎖技術は、(一社)日本接着歯学会が認定した 接着歯科治療専門医 である吉本彰夫院長が行っています。

接着歯科治療専門医とは、接着歯学領域において高度な診断・治療技術を修得し、他の歯科医師や医師からの要請に応じて適切に指示・対応できる歯科医師のことです。

出来る限り虫歯を削らず薬で治し歯の神経を残す特殊歯科治療なら香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院

自由診療について

当院の特殊接着封鎖技術を用いた治療は、すべて 自由診療 で行っております。
「保険診療の被せ物や詰め物で同じことはできませんか?」というお問い合わせをいただきますが、残念ながら現行の保険診療で認められている材料や接着法では、このような特殊治療は不可能です。そのため、吉本歯科医院では特殊接着技術を使った治療はすべて自由診療で行っています。

治療成功のカギを握る ― 吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術とは

将来の抜歯を防ぐ神経を守る治療|日本歯科専門医機構認定 補綴歯科専門医

歯科治療では、虫歯を削った部分にふたをしたり、欠けた部分を補うために詰め物や被せ物を行います。
また、歯を失った場合には入れ歯やブリッジ、インプラントといった人工の歯(補綴物)で補います。

「補綴(ほてつ)」という言葉は「補う」と「綴る(つづる)」から成り立ち、まるで織物や文章をつなぎ合わせるように、歯の欠損を補いながら有機的につなぐという意味があります。
この分野を専門的に研究するのが 補綴歯科学 であり、日本歯科医学会の専門分科会として 日本補綴歯科学会 が存在します。

「補綴」を支えるのが「接着」

補綴治療では、必ず「くっつける」という工程=接着 が伴います。
この接着を専門的に研究する分野が 接着歯学 であり、日本歯科医学会の専門分科会として 日本接着歯学会 があります。

世界中の歯科医師が「接着」を行いますが、実際には方法・使用する薬剤・接着材(歯科用接着充填材料)・手順・技術は歯科医師によって大きく異なります。
つまり、接着の精度や封鎖の確実性は医院によってまったく違うのです。

吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術

吉本歯科医院の院長・吉本彰夫は、日本接着歯学会認定の接着歯科治療専門医 です。
そのため、当院ではすべての治療に「特殊接着封鎖技術」を導入しています。

この技術があるからこそ、他の医院では「神経を取るしかない」「抜歯しかない」と言われた症例であっても、歯を残せる良好な結果を数多く出すことができています。

日本歯科専門医機構認定 補綴歯科専門医・日本補綴歯科学会認定 補綴歯科指導医・日本接着歯学会 接着歯科治療専門医|吉本歯科医院 院長 吉本彰夫

勤務医がまず驚く「特殊接着封鎖技術」

他の歯科医院で経験を積んできた歯科医師が、吉本歯科医院に勤務を始めて最初に驚くのが 「特殊接着封鎖技術」 です。
「こんな治療工程は初めて見ました」
「これまで行ってきた虫歯治療とはまったく違う!」
と、多くの勤務医が衝撃を受けます。

実際に体験してわかる“違い”

勤務医の先生たちに話を聞くと、驚きの理由はすぐにわかります。
使用する薬剤の濃度や種類、処理の時間、さらに歯を徹底的に乾燥させる独自の技術――そのすべてが、これまでの一般的な虫歯治療とはまったく異なるからです。

最初は学ぶことが多く、覚えるのに苦労します。
しかし経験を積んでいくうちに「自分の歯を治すなら、もう従来の“削って詰めるだけの治療”は絶対に受けたくない」と実感するようになります。

※当院の勤務歯科衛生士や歯科医師が吉本歯科医院に勤務しはじめて感じたことを紹介しています。

口の中は最も特殊な環境

口の中は最も特殊な環境

実は、お口の中は身体の中でもっとも特殊な環境にあります。
その中で歯は、私たちが気づかないところで常に過酷な条件に耐え続けてくれているのです。

歯は痛みが出たり、失ってしまったりしない限り、その大切さに気づきにくいものです。
しかし、痛みや喪失を経験してはじめて「なくてはならない存在だった」と気づかされます。

絶えず負担がかかる環境

口の中は常に唾液で満たされ、無数の細菌にさらされています。
さらに、冷たいものや熱いものを口にするたびに、急激な温度変化が起こります。

ビールや炭酸水を飲めば、一気に「酸」や「糖分」で満ちた環境に変化します。
健康志向でお酢を毎日飲む方も増えていますが、そのままにしていると歯の表面成分は徐々に溶け出してしまいます。

歯はいつも戦っている

このように、お口の中は湿度、細菌、温度変化、酸や糖、あらゆる負担が重なる場所です。
歯は、その厳しい条件の中でも毎日休むことなく、私たちの食事や会話を支えてくれているのです。

さらに過酷な「噛む力」という環境

なるべく神経を抜かない虫歯治療|薬で細菌を減らす内科的治療|香川・高松市の咬み合わせ専門 吉本歯科医院

お口の中で歯が直面している大きな負担のひとつが、噛む力です。
人が食べ物を噛む時、男性ではおよそ200キロ、女性でも100キロもの力が歯にかかると言われています。

特に就寝中の歯ぎしりは、自分自身では制御できないほど強い「破壊的な力」を歯に加えてしまうため、気づかないうちに大きなダメージを受けてしまうことがあります。

常に細菌にさらされるお口の中

虫歯の原因となる細菌のイメージ

さらに口の中は食事や飲み物が絶えず出入りするため、常に湿っていて細菌が繁殖しやすい環境です。
特に歯周病菌は「感染症の原因菌」であり、1本の歯だけでなく口腔内全体に広がってしまう性質を持っています。
顕微鏡で見れば、口の中は実は体の中で最も多くの細菌が集まる場所だといわれています。

過酷な環境で歯を守るために必要なこと

このように、歯は 強い噛む力 や 細菌だらけの環境 に常にさらされています。
だからこそ、削った部分に詰め物や被せ物を「ただの接着材で付ける」だけでは不十分なのです。

もし従来型の治療のままでは、数年後には次のようなリスクが高まります。

  1. 歯と詰め物の間にすき間ができ、細菌が再び侵入する
  2. 噛む力によって歯や被せ物が破壊される

これが進行すると、最終的には歯を抜かざるを得ない状態に至るケースも少なくありません。

歯の詰め物、被せ物の材質の重要性

歯の詰め物、被せ物の材質の重要性

歯科材料を「理解して使う」ことの大切さ

歯はとても複雑な構造を持つ生きた器官です。だからこそ、どの部位にどんな歯科材料を使うか、その材料がどんな成分でできているか、使用する前にどんな処理が必要かを歯科医師自身がきちんと理解していることが、治療の成功を左右します。

詰め物・被せ物も材質次第で寿命が変わる

たとえば、削った歯に入れる詰め物ひとつをとっても、材質やメーカーによって耐久性や将来的な変色の仕方、他の材料との相性はまったく違います。
その違いを知らずに使うと、数年後にトラブルを招く原因となるのです。

セラミックの性質と接着の難しさ

例えば、歯の詰め物や被せ物でよく使われる素材に セラミック があります。
セラミックとは、陶器のお茶碗と同じような性質を持っています。

お茶碗を割ってしまい、瞬間接着剤でくっつけたと想像してみてください。


最初はくっついているように見えても、使っているうちにすぐ外れてしまいます。
これは、接着材がセラミックにはもともとくっつきにくいからです。

そこで必要になるのが 表面処理 です。
セラミックの表面をザラザラに加工することで接着力が高まり、接着材が細かな凹凸に入り込んで外れにくくなります。まるでパズルのピースがかちっとはまるように、素材同士を調和させることが重要なのです。

レジンやジルコニアにも違いがある

一方、レジン(合成樹脂の詰め物) もよく使われますが、メーカーによって成分や性質が異なり、安価な製品には必ず理由があります。
どのように作られ、長期的に口の中でどんな変化を起こすのか。患者さんには判断がつきにくいため、扱う歯科医師が十分に理解していることが欠かせません。

また、最新の審美歯科材料である ジルコニア は非常に強度が高い素材ですが、メーカーごとに特性が違います。さらに、その上に重ねるセラミックとの相性によっては、かえって割れやすくなったり、噛み合う相手の歯を傷つけてしまうこともあります。
適切な部位や設計を見極められなければ、せっかくの治療がトラブルを招く可能性もあるのです。

歯科材料にも“違い”がある

一見同じように見える歯科の詰め物・被せ物でも、メーカーによって成分や特性、耐久性は大きく異なります。
中には非常に安価なレジンも存在しますが、「安いには必ず理由がある」ということを知っていただきたいのです。患者さまご自身が、使われる材料の質や特徴を直接確認することはできません。だからこそ、歯科医師が材料の理工学的な性質を深く理解し、正しく選択・使用することが重要なのです。

歯科医師に求められるもの

歯科材料や技術の進歩は日進月歩です。
「昨日の常識」が今日には古くなる一方で、「新しいものが必ず優れている」とは限りません。むしろ、以前の材料の方が適しているケースもあるのです。

だからこそ、歯科医師は 常に学び続け、材料の性質と正しい取り扱いを理解し、患者さまに分かりやすく説明できることが欠かせません。

吉本歯科医院の院長・吉本彰夫は、

  • (一社)日本接着歯学会 認定 接着歯科治療専門医
  • (一社)日本歯科理工学会 認定 Dental Materials Senior Adviser

として、材料学と接着歯学を専門的に学び続けています。
この積み重ねが、他院で「神経を抜くしかない」「抜歯するしかない」と言われた歯でも、できる限り歯を残す治療につながっているのです。

歯科の接着材は「生もの」と同じ

歯科の接着材は「生もの」と同じ

材料は“どこから、どう仕入れるか”がカギ

今の時代、ネット通販を使えば歯科材料も簡単に安価で手に入ります。
しかし、吉本歯科医院では 自由診療に使用する接着材料は必ず正規の流通ルートを通し、適切な温度管理ができる歯科商店(玉井歯科商店さん)から直接納品 していただいています。これは「安全で確実な品質」を守るために欠かせない取り組みです。

確かに同じメーカーの同じ商品なのかもしれません。

でも中身は違うかもしれません。

例えば高級ホテルのソムリエさんが高級シャンパンを日本に輸入するとイメージしてみてください。

安価だからと長い船便の並行輸入品を使われるのでしょうか?

何が問題なのでしょうか?

メーカーから出荷されたときはまったく同じ商品です。

特に問題なのは取扱方法と温度管理です。歯科接着材料は生ものです。

生肉が冷凍したり解凍したりといった温度変化に弱いのと同じように歯科接着材料も温度変化に弱いものがあります。

クール便で送ってもらっているから大丈夫?

本当でしょうか?その業者さんは各拠点に大型の冷蔵庫を完備管理できているのでしょうか?

新品商品やしばらく使われていなく久々に使用する材料の最初に出てくる部分をしっかりと廃棄するようスタッフに指示できていますか?シリンジ先端部のペーストが分離し、透明な液が出る場合があります。

透明で確認しにくいですが廃棄できていますか?一部の表面処理液はドレッシングと同じです。使用する直前に容器をしっかりと振ってから準備できていますか?もしドレッシングを振らずに使うといかがでしょうか?容器の最初の頃と最後では味が変わりますよね?プライマーを使用直前に混和皿に出されていますか?5分も経過すれば・・・。ドレッシングと同じですね。分離します。一部の成分が蒸発します。濃さが変わってしまいます。照明の光で一部反応してしまいます。材料によって成分は当然違います。

安い材料には理由がある

同じメーカー名の商品でも、中身の品質は一様ではありません。
「安いから」と選んだ材料が、成分や保存状態の違いによって、性能が大きく劣っている場合もあります。
患者さまにはその違いを見分けることはできません。だからこそ、歯科医師がきちんとした知識を持ち、責任をもって選択する必要があるのです。

レジンやジルコニアも“一律”ではない

歯科で用いるレジン(合成樹脂の詰め物)は、メーカーによって成分や特性が異なります。安価な製品もありますが、低価格には必ず理由があります。長期的に見たときに劣化や変色、破折の原因となることもあるのです。

また、最新素材として注目される ジルコニア も、万能ではありません。メーカーごとに特性が違い、その上に重ねるセラミックとの相性によって耐久性が大きく変わります。正しい知識と設計がなければ、せっかくのジルコニアでも破折や対合歯の損傷を招いてしまうリスクがあります。

接着材は“ドレッシング”と同じ

歯科接着材や表面処理液は、温度や保存状態にとても敏感です。
生肉を冷凍・解凍すればすぐに傷むように、接着材も温度変化で劣化します。

「クール便で送っているから大丈夫」と思っていても、輸送中や保管場所の環境によっては性能が落ちてしまうことがあります。さらに、長期間使わなかったシリンジの先端から透明な液が分離して出てくる場合もあり、その部分を適切に廃棄することが重要です。

一部のプライマーや処理液はまるでドレッシングのように成分が分離するため、使用直前にしっかり撹拌することが必要です。数分放置するだけでも濃度や効果が変わってしまいます。

吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術を用いた歯科治療の特徴

吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術を用いた歯科治療の特徴

特殊接着封鎖技術のメリット

メリット① 細菌の再侵入を防ぎ、封鎖内部で細菌が繁殖するのを抑えられる。

メリット② 無菌化のうえで完全封鎖するため、被せ物や詰め物の予後(長期的な安定性)が良好になる。

メリット③ 被せ物や詰め物に金属を使用した場合でも、内部での腐蝕を防ぐことができる。

開業医では四国で唯一の接着歯科治療専門医による治療

吉本歯科医院では、開業医では四国で唯一の接着歯科治療専門医による特殊接着封鎖技術を用いた歯科治療を行っています。
この技術を正しく理解し、臨床に取り入れているのは四国の開業医では当院だけです。

近年「同じような治療を受けたが予後が悪かった」という理由で来院される患者さまが増えています。接着技術を自己流で行うと、必ず予後に問題が生じますので注意が必要です。

(一社)日本接着歯学会が認定する 接着歯科治療専門医 は、2018年11月現在の公表に同意した認定医の中で、開業医としては四国では吉本歯科医院の院長・吉本彰夫のみです。認定医一覧: http://www.adhesive-dent.com/certification/list.html

接着歯科治療専門医とは?

接着歯科治療専門医とは、(一社)日本接着歯学会に認定された歯科医師です。
接着歯学の分野において高度な診断・治療技術を習得していることに加え、専門医以外の歯科医師や医師からの要請に応じて、適切な助言や対応を行うことができるよう研鑽を積んでいます。

保険診療との違い

吉本歯科医院で行う特殊接着封鎖技術を用いた歯科治療は、すべて自由診療の補綴物(被せ物・詰め物)で行っています。
「保険診療の被せ物や詰め物で対応できませんか?」というお問い合わせもいただきますが、残念ながら現在の日本の保険制度で認められている材料・薬剤・接着技法では、このレベルの特殊治療は不可能です。あらかじめご理解ください。

吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術の2つの接着法

吉本歯科医院で行っている「特殊接着封鎖技術」には、大きく分けて2つの方法があります。

  1. 歯の表面に対して行う表面処理技術
  2. 被せ物や詰め物(補綴物)に対して行う処理技術

この2つを、治療する歯の状態や選択した材質に応じて使い分けます。どんな材質を選ぶかはとても重要です。当院の院長・吉本彰夫は (一社)日本歯科理工学会の Dental Materials Senior Adviser(指導医) のため、最先端の歯科材料を取り入れた提案が可能です。

接着と密着の違い

物と物をくっつけたとき、外れにくいのはどちらでしょうか?

例えば、

✅つるつるのテーブルにドロッとした液体をこぼした場合 → サッと拭けばきれいに取れる。

✅じゅうたんに同じ液体をこぼした場合 → ギザギザに入り込んでしまい、簡単には取れない。

なるべく神経を抜かない虫歯治療|薬で細菌を減らす内科的治療|香川・高松市の咬み合わせ専門 吉本歯科医院

これと同じで、表面をわざとギザギザにすることで、外れにくくなるのです。

つまり、付ける側・付けられる側をお互いにザラザラにして、凹凸に接着材を入り込ませることで、強固に「接着」できます。

これを「接着」と呼び、ただ表面が平らにくっついている状態を「密着」と呼びます。
密着は外れやすいのです。

手と手を合わせると「密着」。でも、指を組んで握れば「接着」。すり抜けられない強さになります。
これは マジックテープ(面ファスナー) の仕組みにも似ています。

見かけの面積はまっすぐのテープと同じに見えても、まっすぐ引き延ばしてみると全くくっついている面積が異なります。同じ単位面積当たりのテープでありながら「接着面積がはるかに広く、強くくっ付くのです」のです。裁縫や建築関係に携わっている方なら、すぐに納得して頂けるかと思います。接着表面に細かい凸凹があってザラザラそしてギザギザになった時に、実は虫歯の再発が起こりにくくなります。虫歯になりにくくなるのです。もちろん、歯の表面にバイキンがくっついて歯の表面を溶かしてむし歯となり、治療した部位ですからバイキンがくっついた状態では歯がまた溶けてしまいます。実はほとんどの繋ぎ目、接着部位は接着力が弱く、バイキンが再侵入しやすいのです。歯と補綴物の隙間を通って細菌が深いところや神経に到達することで痛みがでたり、簡単に詰め物の隙間から再むし歯つまり二次う蝕になったりします。密着状態と接着封鎖状態では二次う蝕のなりにくさが違うのです。

ザラザラ・ギザギザが虫歯再発を防ぐ

接着表面を細かい凹凸のあるザラザラ状態にすると、虫歯の再発(二次う蝕)が起こりにくくなります。
なぜなら、多くの治療後の繋ぎ目は接着力が弱く、細菌が侵入しやすいためです。

隙間から細菌が入り込むと、痛みが出たり、詰め物の下で虫歯が再発してしまいます。
密着状態と接着封鎖状態では、虫歯再発リスクに大きな差が出るのです。

歯の部位ごとの違い

歯の表面には大きく分けて2種類があります。

  1. エナメル質(非常に硬い部分)
  2. 象牙質(柔らかい部分)

この2つは硬さが異なるため、同じ方法で処理できません。

  • 消毒薬の作用時間
  • 消毒薬の濃度
  • 消毒薬の効果

これらを部位ごとに変える必要があります。

自家製リン酸と細やかな調整

市販の薬品には添加物(着色剤や増粘剤など)が含まれており、それが不要なため、当院では リン酸を自家製 で作っています。メーカーと同じ薬品を使い、同じ方法で調製しています。

✅エナメル質 → 非常に硬いため、30秒×2回の処理が必要。

✅象牙質 → 柔らかいため、一瞬でザラザラ状態になる。

「60秒1回」ではなく「30秒×2回」でなければならない理由は、シャンプーと同じ。
1回目より2回目の方が泡立ちが良いように、処理も分けて行うことで効果が高まります。

当院では診療中にスタッフ同士で「30秒1回目!2回目!あと何分!」と声を掛け合っています。
見学に来られた歯科関係者からは必ず「一体何をしているのですか?」と質問を受けるほどです。

消毒・処理の工夫

吉本歯科医院での治療では、

  • リン酸
  • 次亜塩素酸ナトリウム(ADゲルやネオクリーナー)
  • プライマー

などを部位や状態に応じて使い分けます。

消毒薬は「長く作用させればいい」わけではなく、適切な濃度・時間で作用させることが重要です。
患者さんには「5〜10分消毒します」とご案内するのも、実際の状態を見て調整しているためです。

吉本歯科医院の歯の根の治療と特殊接着技法

吉本歯科医院の歯の根の治療の方法

歯の根の治療はさらに複雑

歯の根(根管)の治療は、歯の表面の処置とは異なり、さらに複雑な工程を必要とします。
根の内部(歯根部)は硬いエナメル質とは違い、湿度が高く、有機質の比率が大きい環境です。

そのため、

  1. 湿度が高い状態
  2. 乾燥している状態

によって接着材の扱い方を変える必要があります。

これは建築物に例えるとわかりやすいでしょう。湿気の多い梅雨と乾燥した晴天の日とでは、使う建材の水分比や硬化の待ち時間が異なるように、歯の根の環境によっても調整が必要なのです。

リン酸処理の使い方

根の深部は湿気と有機質が多いため、表面を一層きれいに洗い流すための「リン酸処理」を行います。このときの作用時間はわずか5秒です。

以前ご説明したように、硬いエナメル質には30秒×2回の処理が必要ですが、根の部分では5秒で十分です。10秒、20秒と作用させると逆に歯質を溶かし過ぎてしまうのです。

リン酸は「酸」の一種です。炭酸飲料に歯を入れると泡が出て歯が溶け始める、あるいは酢酸がお肉を柔らかくするように、酸はカルシウムを含む歯を溶かす性質を持ちます。

  • 酸の欠点:歯を溶かして脆くしてしまう
  • 酸の利点:歯の表面を一層溶かして、きれいにできる

根の治療で行う5秒間の処理とは、酸の利点だけを引き出すための精密な調整なのです。

酸の性質と注意点

酸は濃度と作用時間によって、効果もリスクも大きく変わります。
強い酸を消毒剤として使用する場合、必ず「手袋着用」「換気」「混合禁止」といった注意書きがありますよね。酸は使い方を誤れば危険ですが、正しく使えば強力な効果を発揮します。

弱い酸ではエナメル質を処理できませんが、リン酸なら短時間で表面を微細に粗造化できます。ただし時間を誤ると歯を脆くしてしまいます。

この「部位ごとに異なる調整」を正確に行えるかどうかが、歯科医師の熟練度に直結します。慣れていないと歯を余分に溶かしてしまったり、逆に効果が出なかったりするのです。

特殊接着技法の流れ

吉本歯科医院で行う特殊接着技法は以下のように進めます。

①歯の表面処理
特殊な薬剤と技法で消毒し、接着の妨げとなる異物(有機物・無機物)を取り除き、微細な凹凸を作り出す。

②補綴物の処理
サンドブラスト処理で補綴物表面に微細な凹凸を付与。接着材との接触面積を増やす。

③材質ごとの処理
金属、セラミック、ハイブリッドセラミックなど、それぞれの材質に適した特殊処理を施し、接着力を最大化する。温度管理も重要な要素となる。

このような接着処理は非常に細かく、一般的な治療に比べて約4倍の診療時間を要します。そのため、多くの歯科医院では行われていません。

当院では自費診療の補綴物に対して必ずこの「特殊接着封鎖技法」を行い、予後の安定を重視しています。

接着阻害因子と注意点

院長・吉本彰夫が診療で対策している「接着阻害因子」は13項目あります。そのどれが欠けても長期的に良好な結果は得られません。

ただし、同じ歯であっても接着部位以外の亀裂や破折、虫歯からの細菌侵入は避けられません。定期的なチェックやセルフケアは欠かせません。

また、特殊接着によって接着力は高まりますが、周囲の歯が失われたり、かみ合わせが変化して過剰な力がかかれば、その歯自体が破折したり剥がれたりするリスクもあります。

治療成功のために必要な条件

吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術を用いた虫歯治療が成功するかどうかには、いくつかの大切な条件があります。
この条件を満たさない場合、残念ながら歯を大きく削り、神経を取らざるを得なくなります。

条件① 完全封鎖が可能かどうか
特殊接着技法を用いて完全封鎖できる材質を選択することが必須です。

条件② ごく微量の削合
「のりしろ」として必要な部分だけをほんのわずか削ります。神経に近い部分は削らず残します。

特殊接着封鎖技術の重要性

吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術は、当院のすべての治療の基本です。
虫歯治療、インプラント前治療、歯周病治療のいずれにおいても、病気の大きな原因は「口の中のばい菌」です。

ばい菌を治療部位に侵入させないことこそが治療成功の鍵です。薬を使って菌を減らしても、封鎖が不十分で薬が漏れ出せば意味がありません。完全封鎖こそが最も重要なのです。

虫歯の原因となる細菌のイメージ

完全封鎖できなければ、隙間から菌が侵入します。
どんなに良い素材を用いたとしても、接着技術がなければ必ず同じ症状が再発します。被せ物の中で虫歯が進行したり、神経が死んでしまったりすることもあります。数年後に再発を繰り返すリスクを防ぐためには、接着技術が不可欠です。

「接着」という言葉は耳慣れないかもしれませんが、歯科治療の成功を左右する要となる技術です。

吉本歯科医院における治療の流れ

① 虫歯部分を最小限だけ削る

削る量は一般的な治療の10分の1ほど。そこに抗菌薬を塗布し、一次封鎖(仮封鎖)を行います。
ただし、保険治療で使う仮封鎖材はせいぜい1週間程度しか封鎖効果が持ちません。
ほとんどの方は数日〜1週間で痛みの軽減を感じますが、改善しない場合は「封鎖不十分」「歯の亀裂」「感染量が多い」「一部の神経がすでに壊死」などの可能性があります。

② 詰め物を製作

健全な歯質を可能な限り残しつつ、詰め物を作製する形態を整えます。

③ 表面処理

削った歯の表面を薬剤で処理し、セメントが隙間なく浸透できる状態にします(約15分)。
これにより封鎖性の高い接着が可能となり、細菌の侵入や虫歯再発を防ぎます。

④ 被せ物・詰め物を装着

表面処理が正しくできていることを確認後、迅速に被せ物や詰め物を装着。
金属アレルギーに対応し、強度のある素材を選び、完全封鎖を実現します。

治療の本質

このように順を追って確実に処理を行うことで、細菌が再侵入しにくい環境を作ります。
そして、その処理を正確かつ迅速に行えるかどうかが治療成功の大きなポイントです。

被せ物は「完全封鎖が可能な材質」からお選びいただきます。
なお、吉本歯科医院の特殊接着封鎖技術を用いた治療は自由診療で行っております。

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