香川県高松市の
歯を失わないためのかみ合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の院長吉本彰夫です。
歯の神経が死んだ場合にはすみやかに歯の神経の残骸を除去しなくてはいけません。
残骸を残しておくと
骨がどんどん溶けていきます。
よく歯を治療せずにほったらかしにしていたら、
「歯がボロボロと欠けていった」
「痛みが和らいだ」
「痛みが止まった」
ということが、あります。
よく歯の痛みを放置しすぎていた患者さんが
こうおっしゃられます。
「ほうっておくと、痛くなくなったんです。」
と。
これは
治ったのではなく
歯の神経が死んでしまっただけ、なのです。
特に昨今、痛み止め、以前であれば病院から処方箋がないと薬局から出せないような強い痛み止めの薬が
日常的に薬局で買うことができるようになってきましたので、
簡単にそういうお薬を手に入れることができています。
その影響もあってか
虫歯が本当に進んでしまってから来られる方が増えているようにも思います。
すでに歯の神経が死んでしまっている方がいらっしゃるのです。
通常であれば歯の神経とバイ菌が戦い、「痛い、しみる」とのことで来られていたはずなのですが、
その痛みも痛み止めの薬を飲むことにより痛みを止めるというのはバイ菌を殺すお薬ではありませんから、治っているわけではありません。
ただ日常的に痛みを感じることが減りますので、
そういうお薬を取ってしまうお気持ちはよくわかります。
しかしながら歯は自然に治りませんので、
どんどん悪い状況になっていきます。
そしてとうとう歯の神経や血管が死んでしまった時には、逆にまったく痛みを感じなくなってしまうのです。
ではそのバイ菌達はどこにいくのでしょう?
さらにさらに歯の奥へ奥へ侵入して行きます。
そして歯の根っこを越えて、
根っこ周囲にある骨や歯茎を溶かしていくのです。
ですから
死んでしまった歯の神経は
死んでしまった時点で、バイ菌の住処である根管の中、そこを早く掃除してあげないとどんどんどんどんバイ菌は奥へ奥へと入っていきます。
ですから歯の神経を取る治療というのは歯の神経を取る治療だと思われている方が多いんですが、実はこの時点では死んでしまった、バイ菌に侵されて神経が死んでしまっていて、神経が残っているのではなく神経が腐ってしまった、生きていない神経がそこにいるのです。
つまり生ゴミが腐敗していっている状態だということです。
そうするとにおうと臭いですよね。
発酵食品を思い浮かべていただくと膨らんできますよね。
腐っていくとガスを出すのです。
そうすると圧力が高まります。
歯の神経は死んではいるんだけれども、
周りの骨や歯茎が溶かされることにより
そこで顔が腫れてくるような方までいらっしゃいます。
すでに歯の神経の治療で神経を取ってしまった方でバイ菌に侵された場合にはいきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。
この場合には早く根っこの中をバイ菌が少ない状態に減らしてあげるということが必要です。
では歯を支えている骨を溶かしたバイ菌達はどこへ行くのでしょうか。
実は歯の神経というのは脳と繋がっているのです。
例えば指先、指先の神経は指先だけでしょうか?
これは脳から繋がった神経なのです。
その一部に過ぎないのです。
つまりバイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、
さらには歯の外の周囲の骨や歯茎の神経も殺して行きます。
そして骨を溶かしていくのです。
そしてとうとうその奥には太い神経・血管が控えているのです。
そこにたどり着いたバイ菌はどうなるんでしょう。
一気に全身を巡って行ってしまうのです。
心筋梗塞、聞かれたことありますでしょうか。
心臓の血管が物が詰まって血が流れにくくなってしまった状態。
よく動脈硬化や全身糖尿病やそういうことが大きく取り沙汰されていますが、
その詰まっているのは何だろうと研究した先生がいらっしゃいました。
実はその詰まっている物の中にいくつもの口の中の歯周病菌、バイ菌が見つかっているのです。
つまり口の中にいたバイ菌が
心臓の中で発見されたり、
誤嚥性肺炎といって肺炎の中で肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、
口の中だけに留まらず全身にまで影響を及ぼしているのです。
ですから歯の神経の治療をした方が良いのか、
しない方が良いのかと単純に考えたならば、神経の治療は神経が生きているのであれば残せる方向で治療してもいいと思います。
しかし、それを越えてしまった場合には早く外科的に腐った死骸の歯の神経をすみやかに除去する治療を行なわないと全身に対して影響を及ぼす。
また上の歯の場合には歯の根の奥には鼻の部屋があります。
鼻の部屋にバイ菌が侵入していってしまうのです。
ただ単に歯や口だけの問題ではなくなり、
鼻の手術を含めた処置が必要になったりもするのです。
水の入ったバケツに穴が開いた場合には水が流れ出ます。
どんどん流れ出ます。
決して歯の1本を最終的に抜けば済むという問題ではなくなることもあるのです。
このような方はまずはご相談下さい
- 「歯の神経を抜かないといけない」と診断された方
- 歯をもう大きく削りたくない方
- 何度も同じところが虫歯になる方
- 「歯を抜かないといけない」と診断されたが抜きたくない方
- 神経治療をしたのに痛みが何日もおさまらない方
- 歯科治療の後、口の中に違和感が残る方
- 歯の神経を取らないといけないと診断されたが専門の歯科医師の診断も診て欲しい方
歯の神経に関するご相談で、
具体的にどのようなお悩みでお越しになるかご紹介します。
☑歯医者さんで歯の神経を抜くと言われたが、絶対に抜きたくない。どうにか抜かずに治療できないか?
☑歯の神経を抜くと言われましたが、歯の神経を抜くとどうなりますか?
☑歯の神経を抜くか抜かないかは歯医者さんによって診断が違うのですか?
☑歯の神経を抜くことになったらどんな治療方法になるんですか?
☑虫歯を削ることで、歯の神経を取らなくてはいけないことはありますか?
☑口の中が虫歯だらけなのですが、歯の神経があるかどうかもわかりません。診てもらえますか?
☑歯の神経を抜いてはいけないと聞いたことがあるのですが、痛くても抜かないほうがいいのですか?
☑歯の神経はどうやって取るんですか?
☑歯の神経を取ったのに痛いと感じるのはなぜですか?
☑歯の神経を抜くメリットとデメリットを教えて下さい。
☑歯の神経、どうしても抜かないといけない場合はどんな状況ですか?
☑歯の神経が死んでいるかどうかはどうやって調べるのですか?
☑歯の神経を取る時は痛みがありますか?
☑歯の神経に膿がたまっていると診断されたのですが、抜かないといけないですか?
☑歯の神経が炎症を起こしているようなのです、抜かずに治療できますか?
上記のようなお悩みがある場合には、お気軽にお問い合わせ下さい。
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