歯が割れてしまうと抜歯(歯を抜く)治療しかないのでしょうか?
歯が割れてしまった場合
歯を抜かずに残せるかどうかは、割れた場所によります。
歯の上の方だけが割れたりひびが入ってしまった場合には
抜かずに残せることもあります。ご相談下さい。
歯の下の部分、
歯の根っこまで割れてしまったり
亀裂が入ってしまっている場合には
残念ながら歯を抜くという治療法しか、ありません。
歯を抜かずに置いておくと
割れた部分からばい菌がどんどん侵入し、歯を支えている骨を溶かしていきます。
歯を抜かずに残せるかどうかは、先生によって抜歯の基準が違いますので
ご相談下さい。
この方の歯はこのように大きく割れてしまっています。
歯の根っこまで大きく割れてしまっているので
歯を抜くしか方法はありません。
では、ここまで歯が割れてしまった原因は一体何だと
思いますか?
それは
かみあわせ、でした。
この割れた歯の写真はレントゲン写真の6番目の歯、です。
左右に赤く8とあるのが「親しらず」です。
親知らずを抜かずに放置しておくと
となりの7番目、6番目の歯をエイッエイッと押していきます。
横に押す力だけでなく横から力がかかることで
上に突き上げられ6番目の歯は上に押し上げられています。
押し上げられることにより6番目の歯だけが強く当たります。
毎回のお食事でガンガンと噛む力
寝ている間に歯軋りで噛み締める力により
断続的に力がかかり続けます。
その破壊的な力は男性は200キロの力、女性でも100キロの力が
かかっていると言われています。
そんな力がかかり続けてしまえば
どんな人でも歯は破壊されます。
この方のように歯が割れてしまえば
残念ながら
歯を抜かなくてはいけない
という状態にまでなってしまうのです。
歯の破壊を予防する方法を知っていれば
歯は割れなくてもすんだのです。
歯磨きだけでは
歯は守れません。
破壊的な力がかかることで歯が割れたり、ヒビが入ったり、折れたりすることを
知って下さい。
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