
根管治療後、ずっと痛みが続くが歯に異常はないと言われた。痛みの原因は?
とうことで
吉本歯科医院にお越し下さった患者さんがいらっしゃいます。
歯の神経の入口は
奥歯の場合には通常3つしかない、と
教科書では教えられています。
しかし、実際に私が日々患者さんのお口の中を診せて頂き
根管治療(歯の神経治療)をしていく中では
歯の神経の入口は4つ、5つ目の神経のある方がいるんです。
それはまれなケースではなく、
吉本歯科医院にお越し下さる患者さんの中では10人のうち5人の割合で
いらっしゃいます。半分です。
歯の神経の入口は3つだと、思い込んでいたら
見えません。
4つ目があるかもしれない、と思っているから
4つ目を見つけることができます。
あると思うから、見つけることができるのです。
4根管目、5根管目がみつかれば
処置を行えます。
みつからなければ
そのまま放置しままま、です。
ばい菌がそこにいる限り
痛みは残ります。
ばい菌がいなくなれば
痛みは消えるのです。
最初の診断が肝心
痛みの原因を正しく説明してくれる歯医者さんに出会っていれば歯の神経を抜かずにすんだかもしれません。
歯を抜かずにすんだかもしれません。虫歯ができたら悪い部分を削って詰めてもらえばいいと単純に考えているとすると歯の神経を安易に取ってしまうことになります。
その結果、歯の神経を取り、その後まもなく抜歯、大事な歯を失ってしまうことになってしまうのです。
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