香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
日々お越し下さる患者さんとお話をしている中でよくご質問頂くことがあります。それは「治療した私の歯は何年くらい持ちますか?寿命は?」というものです。歯の治療の寿命についてお話させて頂きます。
治療した歯の寿命
※㈱松風より引用改変
多くの方は今までどんな時に歯医者さんに行かれたでしょうか?
虫歯ができたかな?歯が痛い、そう感じた時に歯科医院へ行かれたと思います。
そして虫歯ができていたならその悪い部分を削りとって詰め物や被せ物や、またはブリッジ治療をして歯が入れば治療はめでたくおしまい。
「ああ、やっと歯が治った。これでまた元通りの食事ができる」そう思われている方はとても多いです。
歯医者で治療した歯の寿命は何年くらいもつかご存じですか?こんな話をすると患者さんは「え??」とまずは驚かれます。多くの方は「え?一生もつんじゃないんですか?」そうお答えになる方、多いです。
歯医者で治療した歯の寿命は何年くらいもつか
実はほとんどの患者さんはご自分が受けた歯科治療の耐久性をご存じありません。
治療する歯の寿命を知らずに歯を削って詰めたり被せたりブリッジをしたりしていることがほとんどです。
ブリッジ治療の事例
これは今も日本全国どこの歯医者さんでもよくある事例です。ある患者さんは歯が1本抜歯診断を受けており歯を抜かなくてはいけない状態になっていました。
抜歯した1本の歯を補うための選択肢としてブリッジ治療をすすめられ、ブリッジ治療を受けることにしました。
ブリッジ治療とは失った歯の両隣の歯を削り、その歯を土台として人口の歯で「橋げた」のようにつなぐ治療法です。
ブリッジ治療では両隣の健康な歯を虫歯でもないのに大きく削る必要があります。
見た目は自分の歯と同じように再現されるため、歯を失った方はこのブリッジ治療を選択されることは多いです。
しかし、ブリッジ治療を選択された方は数年後に必ず「ブリッジがグラグラゆれはじめた」「ブリッジで支えている両隣の歯が痛い」といったことが起こります。
その時はじめてご自分が選択した「ブリッジ治療」とはどんなものだったのか?ということをい知らされるのですが、もはや後の祭りです。
ブリッジ治療をする前に知っておいて頂きたいことがあります。
次の図をご覧ください。
インレー・クラウン・ブリッジの寿命
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吉本彰夫
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